施術カルテ

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、皮膚に薬剤を塗布し、角層などを化学的に作用させることで起こる変化を治療に利用する方法です。日本皮膚科学会のQ&Aでは、にきび、小さいシミ、小じわなどが治療の選択肢として挙げられていますが、薬剤の種類・濃度・肌状態によって作用の深さが変わるため、単純に「皮をむけばよい」という治療ではありません。

ケミカルピーリングの施術イメージ
ケミカルピーリング施術のイメージ。実際に使う薬剤や塗布方法は医療機関によって異なります。
主に相談される悩みにきび・小さいシミ・小じわなど
ダウンタイム薬剤・濃度・肌状態で異なる
刺激ピリつき・赤み等が出ることも
先に結論:「ピーリング」という名前が同じでも、中身は同じとは限りません。グリコール酸、サリチル酸など薬剤が異なり、濃度や肌の状態でも作用が変わります。料金だけでなく何の薬剤を、何の目的で使うのかを確認してください。

どんな治療?

日本皮膚科学会は、ケミカルピーリングを、化学薬品を皮膚に塗布し、皮膚を剥離することで生じる現象や効果を利用する治療と説明しています。薬剤の例として、グリコール酸、サリチル酸、乳酸、TCAなどがあります。

実際の治療では、疾患や肌状態に応じて薬剤や濃度が選ばれます。刺激が強ければよいわけではなく、必要以上に深く作用すると炎症や色素沈着などにつながることがあります。

どんな悩みで検討される?

  • にきび・毛穴の詰まり
  • 日光などに関連する小さいシミ
  • 浅い小じわ
  • ざらつき・角質の乱れを相談したい場合

一方、日本皮膚科学会Q&Aではにきび痕に対する十分な根拠はないとされています。また肝斑や「シミ」に見える病変は自己判断が難しく、まず皮膚科で診断を受けることが大切です。

施術前に伝えておきたいこと

  • 最近受けたレーザー、脱毛、他のピーリング等
  • 湿疹、皮膚炎、傷があるか
  • 口唇ヘルペス等の感染症の既往・現在の症状
  • 使用中の外用薬・スキンケア

日本皮膚科学会は、施術前日の顔そり、パック、スクラブ洗顔などで角層が傷んでいるとピーリングが深くなる可能性があるとして注意を促しています。

施術後のケア

施術後は角層の状態が変化し、紫外線の影響を受けやすくなったり、乾燥しやすくなったりすることがあります。紫外線対策と保湿は重要です。強い赤みや腫れ、痛みが続く場合は施術した医療機関へ相談してください。

注意:肌が荒れている時期や別の治療直後など、ピーリングを避けた方がよい場合があります。自己判断で高濃度の薬剤を使用せず、医師の管理下で受けることが重要です。

主なリスク・副作用

赤み、ヒリつき、乾燥、皮むけ、腫れ、炎症、色素沈着などが起こる可能性があります。作用の深さや薬剤によってリスクは変わります。

毛穴目的なら他の治療とどう違う?

比較ケミカルピーリングRFマイクロニードル
主な作用薬剤で角層等に作用針+RFで皮膚内部に熱を作用
相談されることにきび・詰まり・浅い肌表面の悩み毛穴・ニキビ跡・凹凸など
ダウンタイム比較的軽いことも多いが薬剤次第赤み・腫れ・点状のかさぶた等が出る場合

カウンセリングで聞きたい5項目

  1. 使用する薬剤名と濃度は何ですか?
  2. 私の肌状態で、この薬剤を選ぶ理由は?
  3. 何回程度を想定していますか?
  4. 施術前後に避けるスキンケアや治療はありますか?
  5. 炎症や色素沈着が出た場合の対応は?

参考情報

本ページは一般向け情報です。個別の診断・施術適応は医師が判断します。掲載イラストは内容理解のための生成イメージです。