ボツリヌストキシンとヒアルロン酸の違いは?
どちらも「しわ治療」で名前が出やすい注入治療ですが、狙っているものはかなり違います。ボツリヌストキシンは主に筋肉の動きに作用し、ヒアルロン酸はボリュームや形を調整する治療です。
ざっくり整理:表情を動かしたときに目立つしわでは筋肉の動きが関係していることがあり、ボツリヌストキシンが候補になることがあります。くぼみやボリューム変化が関係する場合はヒアルロン酸が候補になることがあります。
違いを一覧で比較
| 項目 | ボツリヌストキシン | ヒアルロン酸 |
|---|---|---|
| 主な作用 | 筋肉の働きを弱める方向 | 組織にボリュームを加え形態を調整 |
| 相談されやすい例 | 眉間・額・目尻などの表情じわ、エラ等 | ほうれい線、くぼみ、輪郭、ボリューム不足等 |
| ダウンタイム | 注射部位の腫れ・内出血など | 腫れ・内出血など |
| 重要なリスク | 左右差、表情の変化、部位により眼瞼下垂や嚥下・発声への影響等 | しこり、感染、左右差、血管閉塞など。まれに重い合併症 |
「しわ」だけでは決められない
しわには、表情筋の動きが強く関係するもの、皮膚の質感や乾燥が関係するもの、骨格や脂肪の変化で影ができて見えるものなどがあります。見た目の名称だけで注入治療を決めるのではなく、何が主な要因かを診察で確認することが重要です。
ヒアルロン酸は特に血管合併症の説明を確認:注入部位によっては血管閉塞など重大な合併症が起こり得ます。施術前に、起こり得る症状と緊急時の対応体制を確認してください。
カウンセリングで聞きたい5つ
- このしわは筋肉・ボリューム・皮膚のどれが主因と考えられますか?
- 今回の治療を選ぶ理由は何ですか?
- 使用する製剤名と使用量は?
- 左右差や不自然さを避けるための設計は?
- 合併症が起きた場合の連絡・診療体制は?
イラストは内容理解のための生成イメージです。個別の適応は医師の診察で判断されます。